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ブレ写真はサヨナラ!広報の仕事で使える一眼カメラ講座

こんにちは、猿払村のカメラマンさつきです。
noteでは、広報の仕事で使える一眼カメラのコツをお届けします。
 
デジタル一眼カメラしか撮れない世界。それは、動きの速いものをピタリと止める方法です。
 
以前にも書きましたが、一眼カメラの「こだわりオートモード」には3つのモードがあります。
 
①P(プログラムオートモード)
色や明るさを決められる
②A・AV(絞り優先モード)
ボケ具合を決められる
③S・Tv(シャッタースピード優先モード)
動くものに応じてシャッタースピードを変えられる

今回は、動きの速いものをばっちり撮れる ③の「シャッタースピード優先モード」を使って撮っていきましょう!

動きの速いものをピタッと止めるワザ

シャッタースピード優先モードは、シャッタースピードを自分で決められるかわりに、F値はカメラが自動で設定してくれます。
 
シャッタースピードとは、カメラに光を取り込む時間のことです。シャッターボタンを押してから、カメラが「カシャッ」と言い終わるまでの時間のイメージです。
 
このシャッタースピードを変えることで、動きのあるものを「止めたり、ブレさす」ことができます。

(※液晶画面は機種や設定によって違います)
 
60分の1秒より遅いと低速シャッター、250分の1秒より速いと高速シャッターといわれ、このシャッタースピードを速くすると、動きが止まり、遅くすると動きがブレます。
 
つまり、分母が大きいほど動きの速いものを「止める」ことができます。
 
【ざっくり目安】
●シャッタースピード
・歩いている人:最低でも1/250秒
・走っている人:最低でも1/500秒
・それでもブレる場合は、スピードを上げて調整します。
 
ただし、速いほど、カメラに光を取り込める時間は少ないので、写真は暗くなります。

暗いシーンで失敗しないワザ

「こだわりオートモード」は、色や明るさの他にも、自分で決められるものがあります。
 
それがISO(あいえすおー)といって、光を感じる度合いのことです。

暗くて、カメラに必要な光が足りないときは、この数字を上げると、明るく撮れるようになります。
 
ただし、ISOにも弱点があり、数字を上げると明るく撮れるかわりに、ノイズが出て写真の画質がザラザラになります。
 
800以上になると高感度といわれ、上限は画質のザラザラをどこまで許せるかで変わりますが、だいたい3200~6400が上限の目安です。
 
【ざっくり目安】
●ISO
・昼間:基本はオート(もしくは100~200)
・室内:800~1600
・夜間:1600~6400
 
カメラによってはISO感度をオートにした時、数字が上がりすぎないように、上限を制限できるものもあります。ボツ写真を量産しないよう、上限設定しておくと安心です。

動く被写体にピントを合わせるワザ

ピントの合わせ方にもコツがあります。
 
ほとんどの一眼カメラには、ピントを勝手に合わせてくれるオートフォーカスといった機能があります。
 
このオートフォーカスには、撮影シーンや被写体にあわせて使い分ける3つのモードがあります。
 
①シングルAF(AF-S / ワンショットAFなど)
止まっている被写体にピントを固定するモード
②コンティニュアスAF(AF-C / AIサーボAFなど)
動いている被写体にピントが追従するモード
③AF制御自動切り替え(AF-A / AIフォーカスAFなど)
シングルAFとコンティニュアスAFを自動で切り換えるモード
 
(※機種によって呼び方は違います)

動く被写体を撮りたい場合は、②のコンティニュアスAFを使いましょう。
 
メニュー画面などから、フォーカスモードを探し、コンティニュアスAFにすることで、シャッターボタンを半押ししている間、動く被写体にピントを合わせ続けてくれます。

まとめ

いかがでしたか。
 
しっかりピントのあった鮮明な写真が撮れるだけで、クオリティは上がります。
 
最初は全部わからなくても大丈夫です。まずは【ざっくり目安】を参考に試してみてください。
 
まず一歩、その先と、繰り返していくことで、もっとほかの機能も使いたくなったり、難しいと思っていたことも自然とできるようになります!

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「カメラはじめます! (サンクチュアリ出版)」

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もっと詳しく学びたい方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
 
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それでは。

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