イチゴ、葉物野菜栽培の1年間を振り返る(前編)
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イチゴ、葉物野菜栽培の1年間を振り返る(前編)

北海道猿払村

みなさんこんにちは
企画政策課の”しょうた”です。

本日のnoteは『新規産業の創出事業編』第7弾です。
今回の内容は、新産業創造プロジェクトの立ち上がりから1年が経過!この1年間を振り返る記事を2週に渡りお届けしていきたいと思います!

🤲 「新産業創造編」バックナンバー 🤲


早くも、プロジェクトが始動してから1年が経過しました。

今回は、私がプロジェクトを担当して感じたことも交えながら、この1年間で得られた事業成果や次年度に向けた課題等にも触れていきたいと思います。


(1)プロジェクト始動!

現在、「農業」を新たな産業とするために取り組んでいる「施設園芸栽培調査研究事業」約1年が経過しました。

私自身は、4月の人事異動で担当すことになりました。何もかもが初めての経験ということもあり、10月までの6ヶ月間は本当にあっという間の日々でした。

さて、前置きはここまでに・・・

2020年10月1日 新産業創造プロジェクト始動

昨年10月1日より本格始動した当事業ですが、なぜこのようなプロジェクトが立ち上がり、そしてどのような事業となっているのか。
ぜひこちらの記事✏️を合わせてご覧ください。


(2)公務員farmer!?

私は、4月に人事異動により企画政策課へ配属。それまでは、教育委員会で勤務していましたので、一日の大半は事務や学校周りといった仕事が大半を占めていましたが・・・

4月からの状況は一変

異動前、もちろん現課にて当事業を行なっていることは知っていたので、私がこの事業を担当すると知らされた時点での驚きというものもありませんでした。

これはあくまで私の感覚ですので、もちろん現場仕事の多い部署もありますが「公務員=事務」というイメージが強かったため、当事業の担当となる事を聞いた時には、栽培事業に必要となる事務を行うのだろうと想像していました、が・・・。

主に「栽培事業に必要な事務」を担当
ではなく
主に「栽培」を担当

2つを並べて書いてみると、もはや「事務」ではないということを指しているかと思います。
しかし、この状況は当事業を担当する自分にとっても”チャンス”でもありました。

公務員という身分でありながら、実際に「農業」を行う。このような業務形態の公務員はあまりいないのではと感じています。

また、この事業自体、新産業を創出するという大きな目標を掲げ行うからには、猿払村内だけで情報を留めてしまっては勿体ない。情報を広く届けていく必要があります。

そういった”情報発信”という意味でも、自身の

「公務員+農業」=「公務員farmer」

という新しい仕事の在り方を生かして、情報発信にも活用できると考えています。

(3)この1年を振り返る

おそらく村が直接『農業』に取り組むのは、初めての事だと思います。

昨年度10月の事業スタートに向けて、IoTを駆使した持続可能な農業を実現する「スマート農業」に興味のある地域おこし協力隊員の採用を行い、現在は3名の隊員が調査研究に携わっています。

栽培調査事業、取り組みの第1弾としては・・・

【🥬 葉物野菜 🥬】

「リーフレタス、チンゲン菜、小松菜、ほうれん草、ミニ白菜など」計7品目の野菜を育てることが決まり、着々と準備が進められる一方、ハウス2棟とは言え、農業初心者にとっては相当大きく広く感じる作付け面積・・・。家庭菜園の経験はあったとしても、ハウス1棟分でも広く感じます。

実際に、昨年初めてとなる栽培のことを協力隊員に聞いてみました。

しょうた🏢:自身で栽培経験はあったんですか??
隊員👨:もちろん、ここまでの規模の栽培はありませんでしたが、家庭菜園規模での栽培経験はありました。

しょうた🏢:専門家の指導はありつつも、実際は自分の手でさるふつ産の野菜を育てることに関して、どういう思いで栽培を行っていましたか?
隊員👨:当初、不安はありました。それでもどんどん野菜は育っていくし、待ってはくれないので、私たちの手で育てていくしかないので、必死だったというのも正直なところです。

しょうた🏢:また、初めて収穫となった野菜が猿払村のスーパーで陳列されることとなった時の感想を聞かせてください?
隊員👨:やっぱり、自分たちの手で大事に育てた野菜が村民の皆さんの元にお届けできるというのは、率直に嬉しい気持ちですね。

初めての栽培だったにも関わらず、事業成功を目標に隊員自ら積極的な自己の栽培スキル向上のため勉強。もちろん、全てが順調に進むということはなく、様々な課題もありました。そうした課題にも一つ一つ丁寧に対応し、無事に収穫から出荷を迎えることができました。

どのような『成果』があったか

昨年度の野菜栽培を行った事業成果や課題としては・・・

〈どういう成果を上げられたの??〉
①ビニールハウスによる「無加温」での栽培実証に成功
②販売調査実施、概ね出荷する野菜の売れ行き良好。中でも、レタスや小松菜、チンゲン菜の売れ行き良好。
③保育所や小学校、中学校への給食食材としての提供
④保育園児の収穫体験実施

無加温での栽培実証成功というのは、猿払村における施設園芸という形態での農業の可能性を広げてくれます!

生育に必要な温度を維持するために加温コストはかけず、野菜の栽培ができるというのは『大きな収穫』です。

また、村内での販売調査を行った結果は、猿払村で購入できる葉物野菜が『新鮮』なうちに購入できるということが、要因と考えます。
これは、村内に限らないことで、北海道北部に位置する地域では、冬季間になかなか新鮮な葉物野菜を手にすることはできないと感じます。それが、さるふつ産野菜は収穫したその日に出荷、翌日には店頭に並ぶこととなりますので、新鮮なうちに消費者のもとに届きます。

このほか、保育所や学校の給食食材として提供、また、野菜収穫を現地で体験してもらうなど、実際にさるふつ産野菜の栽培事業に関わってもらい、猿払村での農業に意識を持ってもらうという点で成果があったと考えます。

次に向けた『課題』とは?

〈初年度発生し、今年対応した課題〉
①播種・定植を行う時期が遅れてしまった
②外気温が低下する時期に合わせた生育温度の適正化が遅れてしまった
③播種や定植時期が同時期で収穫が一斉にスタート。収穫過多で出荷できない野菜が出てしまった

やはり、栽培初年度ということもあり、様々な課題も発生しました。

まず「播種や定植時期」については、これに関しては事業開始が10月1日〜ということもあったため、必然的に遅れが出てしまった反面、翌年の栽培では、播種・定植時期に合わせた圃場整備が可能なため、こちらの課題はクリアできそうです。

「生育状況」に関しては、生育温度が足りず一部野菜では出荷基準に満たないものも発生してしまいました。こちらの課題も早期の防寒対策を行うことで解消できると考えます。

「収穫過多の改善」は、播種や定植時期を早めるかつ2回に分けることで「収穫時期を早める」、「収穫時期をズラす」ことができ、出荷できない野菜を減らすことができます。

『成果』と『課題』を次の栽培へ!

これらの成果や課題が出たからには、課題を解決し、成果を向上させる必要があります。

そのためにも、栽培する全ての品目が出荷できる状態まで育てられるかが重要です。まずは、その課題点をクリアできるよう、次の栽培までに検討していかなければなりません。

栽培初年度にこれらの成果を残すことができたのは、ご協力・ご支援くださる皆様のおかげです。当事業に関わっていただいた皆様に感謝いたします。

また、初年度における葉物野菜の栽培を終え、次はいよいよ『イチゴ🍓』の栽培に移っていくこととなります・・・

さて、まずは1年目の「野菜栽培」について綴ってみました。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

次週のnoteも、『イチゴ、葉物野菜栽培の1年間を振り返る:イチゴ🍓編』をお届けしていきたいと思います!

ぜひ、ご覧いただけると嬉しいです。

それでは、また次週のnoteでお会いしましょう。



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北海道猿払村
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