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冬の間の夏プロって何してるの?~加工品づくりの始まり~

こんにちは、地域おこし協力隊の山口です。ついに初雪が降りましたね。私にとっては2度目の猿払の冬がやってまいりました。今年の夏が例年にはありえない猛暑だったことから冬が一体どうなることやら、、、今から楽しみです。
前回の更新からちょうど1か月。皆様前回の記事を覚えておいででしょか?

さて、冬の時期が到来したということは、猿払産夏いちごの時期が終わりを迎えたということです。今年の夏いちごの栽培は11月の初旬には終わりを迎え、今現在ハウスでは、来年のいちごに向けての圃場計画や栽培・販売計画を立てている最中。
その他、厳冬期の野菜栽培の可能性を探り、1棟のハウスにて野菜を育てています。

無加温ですが、意外と育ちます


とはいえ、それ以外の仕事って特にないんでしょ?というそこの方!


全然違います!!!!!


冬は冬で色々とやっていることがあるんです!実はこちらの方面の話題こそ、私がやりたい企画内容が詰まっております。


猿払産夏いちごの加工品その1


実際何をしているのかといいますと、
まずはこちらの加工品「ドライフルーツ」を使った商品は以前の半期振り返りの記事でもお伝えしました。


猿払産夏いちごの加工品その2


そして実はこちら以外にも着々と進めていたのが
このレジンアートというもの。

綺麗ですよね~🍓✨


今回のnoteではこのいちごの押し花でレジンを作製する様子を
お伝えしようと思います。

もともとこういったレジンアートなるものには興味がありました。
廃棄食品を使った野菜のピアスや本物の飴玉を利用したアクセサリー類があるのを皆さんはご存じでしたか?

廃棄食材ということもあって今流行りのSDGsになりますし、
しょせんはプラスチックですので紫外線を浴びると経年劣化で変色などしてしまうのですが、その色もまた味わいがあります。
この辺の感覚は革製品や陶芸品の感覚に近いものがあるのではないでしょうか。自分だけのオンリーワン感がまた乙です。

ハウスで作業していると、いちごの葉っぱや摘み取った花などわりと色々廃棄物が出てきます。こういったものでも何かさるふつをPRできる記念品が作れないだろうかと考えていました。
いちごの手作り石鹸やら化粧品やら何やら、、、案は出てくるのですがとりあえず今の規模感に合っていて、できそうな部分で試験的に進めます。


~いちごの押し花レジン手順~
①まずいちごの押し花をつくります。

まさか学生時代の分厚い教科書たちが役に立つとは


②押し花が完成したらレジン用のシリコン容器にレジン液を入れて
UVライトを当てて硬化します

結構簡単にできるのでお子様との作業にもおススメです


③いちごの押し花レジンの完成!

透明度が高くてキレ~い

あとはこちらに丸環やらをつけてストラップにすればあっという間にアクセサリーの完成です。
ゆくゆくはもうちょっとレベルをあげて
こういった「作品」にまでできるといいですね。

ここまでのことができたら、夢が膨らみます!!


猿払産いちごの加工品その3

また、同じ地域おこし協力隊員山田久美子さんの発案で、
いちごの葉を使った草木染めをしてみたらどうだろうとうことで
そちらもチャレンジ。

草木染めとは・・・天然染料を用いた染色を区別するために生じた呼称。
昆虫から得られるコチニールのような植物由来の染料でなくとも天然染料で染めること、または染めたものを草木染めという。タマネギや落花生の皮のような家庭で生ゴミになってしまうものも染料として使用されている点で家庭的な面がある。

wikipedia

ちょっと小難しく書いていますが、植物の草木を使って布を染色することです。この染色方法では媒染液にお酢や鉄、ミョウバンを使うのですが、この量によって染まる色合いや風味が異なってきます。

ちょっとコーヒーこぼしちゃったみたいな色ですが、スキルがあればもっと調整できます笑

こういった染まり具合の差も、例えば子供たちの化学の教材としてピッタリなのではないでしょうか?楽しく化学を勉強できて、そこにハウスから出てくる廃棄物を利用できる。

どうでしょうか、「猿払産夏いちご」という概念の幅が一気に広がると思いませんか?

ここ猿払がド田舎だからと馬鹿にしてはいけません。何もない猿払だからこそ、自分たちで創作活動をされている方々も多くいます。無いなら作ればいいじゃないか精神です。
こういった活動をしている方々にこのような猿払産夏いちごを利用してもらって作る記念品を道の駅やECサイトで販売する。
そういった意味でもいちごを活用した雇用を生み出していけたら・・・。
この辺りは猿払村の観光協会さんともお話していて、来年度のイベント販売などでお披露目できるかと!


色々夢は膨らみますが、実際にやってみて実現可能なことかどうか、
これからこの活動にも力を入れてやっていこうと思います。


他にも、私自身個人的に絵を描くことが好きなので
この夏いちごプロジェクトの成り立ちや、いちごに関するストーリーを絵本にできたらいいなぁと構想中。
このnoteや皆さんに情報をお伝えするための広報紙作成に関わるようになって、初めてPHOTOSHOPやらILLASTLATERやら何やらパソコンをいじる作業にて身についたスキルがあります。
そのスキルを活用して何かしらの「作品」を作り上げることができたらと、、、
私が3年間ここ猿払村で地域おこしとして活動した集大成にしたいなぁと考えております。

次回の更新は12月20日(水)18:00更新予定!

最後までお読みいただきありがとうございます。
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次回12月20日(水)更新予定。「実はすぅんごいんだぞ、猿払産夏いちご!~ラグジュアリーホテルのレストランのデザートに添えて~」をお送りします。