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毎年恒例!全世帯に無料でホタテを配布します。

みなさんこんにちは!
猿払村で広報を担当しています“ちひろ”です。

今回は、全国有数のホタテの漁獲量を誇る猿払村ならではの取り組みをご紹介します。


村民になれば、毎年1回は無料でホタテを食べられます!

毎年10月、猿払村漁業協同組合のご厚意により、猿払村全世帯を対象に鮮ホタテが配布されます。配布されるホタテは、その日に水揚げされた新鮮なもの。漁協や村職員の手により、1世帯ずつ20枚のホタテを袋詰めし、各自治会を通じてそれぞれの世帯に配布します。
※その年の漁獲状況により、配布枚数が変わることもあります

今年(令和4年)の実施は、10月18日(火)を予定しています。
※時化等により漁ができなければ日程を変更します


ホタテの袋詰め作業
令和3年ホタテ配布の様子
令和2年ホタテ配布の様子


ホタテを無料配布する理由

今や日本有数のホタテ水揚げ量を誇る猿払村ですが、最初から順調だったわけではありません。かつては資源がなくなり極度の経営不振の状況に陥った結果「日本一貧乏な村」と呼ばれた時代がありました。
そんな時、漁協と村が協力し、稚貝放流事業を開始。すると、順調にホタテが増え続け、徹底した資源管理により、今では1年で約4万トン近くの水揚げ量にまで成長しました。

このできごとから漁協は「資源枯渇の時代から現在の豊かな海を取り戻すことができたのは村の支援があってのこと」と、昭和51年から毎年、全世帯ホタテ無料配布の取り組みを始めました。

漁業の歴史は、過去のnote記事や広報猿払10月号(令和4年9月30日発行)の特集ページに詳しく掲載していますので、ぜひ、そちらもご覧ください。

かつて「貧乏」と呼ばれた村がホタテで再生するまで(広報猿払令和4年10月号p2-3)
どん底だった当時を知る先駆者と猿払村の漁業を支える漁業協同組合へのインタビュー
(広報猿払令和4年10月号p4-5)
これからの漁業を担う若手漁師へのインタビュー、ホタテ漁師の1日
(広報猿払令和4年10月号p6-7)


新鮮なホタテ、どうやって食べる?

その日に水揚げされた新鮮なホタテなので、やっぱり生で食べるのがベストだと思います。とはいえ、猿払村に引っ越してきたばかりの人はで貝むきの経験がない方もいるのではないでしょうか。

ホタテのむき方をご紹介

noteの記事を見るような人は、調べればホタテのむき方はわかるとは思いますが、ここでは、猿払村道の駅に隣接し、ほたて貝剥き体験やその場での飲食もできるお土産店「まるごと館」の「ホタテ貝のむき方」をご紹介します。

①ホタテの平らな方を下にして持つ。(反対でもいいです)
②ホタテの合わせ目の横の少し開いた部分にホタテむき(ヘラ)を差し込みます。この時、ヘラを少しだけ下向きにするといいです。
※この時ケガに注意してください
③ホタテが少し開いたらヘラで貝殻に沿って身を離し2枚に離します。(片方の殻にホタテが付いた状態にします)
④そのまま一度、水洗いしてから黒いウロの部分と耳を持ちホタテの柱から離します。
⑤ホタテの柱だけが貝についたままの状態で水道水か、ボウルに汲んだ水で柱をなるべく下に向けすすぎます。この時に軽く振ってください!すると柱の中の砂などが落ちやすくなります。ホタテの耳(ヒモ)は手で砂を落としながら洗ってください。これで、ほとんど砂が残りません。

※ホタテの口が開いていても決して指を入れないでください!挟まれる危険があります!!

さるふつまるごと館 小松水産株式会社 発行「ホタテ貝のむき方」より

ホタテ炙りユッケ丼

令和3年4月1日発行の広報猿払4月号でご紹介した、生のホタテを使用したアレンジレシピ「ホタテ炙りユッケ丼」をご紹介します。
作り方は材料を混ぜるだけで簡単。醤油をつけて食べるのに飽きちゃったという方は、ぜひ、作ってみてください。

広報猿払令和3年4月号

材料(2人分)
ホタテ・・・・・16枚
醤油・・・・・・大さじ2
ごま油・・・・・大さじ2
みりん・・・・・大さじ1
コチュジャン・・適量
コショウ・・・・適量
にんにく・・・・適量
あごだし・・・・適量

①全ての材料をボウルに入れて混ぜる
②好きなように盛り付けて、お好みで炙れば完成


村外在住の方へ

猿払村住民になっていただかなければホタテ配布を受けることはできませんが、鮮貝を食べたいと思っていただいた方は、ぜひ、ふるさと納税をご活用ください!
4月~10月末頃のホタテ漁のある期間限定の取り扱いのためお申し込みの際はご注意ください。