広報猿払、発行から67年。記念号づくりのプレッシャーは大きかった。
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広報猿払、発行から67年。記念号づくりのプレッシャーは大きかった。

北海道猿払村

こんにちは。
猿払村企画政策課の“ちひろ”です。
今回は、広報担当5年目職員が教える『広報のウラ側シリーズ』第7弾です。

広報作成の裏側を知っていただき、違った視点で楽しんでいただければと思います。また、同じように広報紙の作成業務に携わっている方には参考になれば幸いです。

これまでの記事はマガジンにまとめてありますので、そちらもぜひご覧ください。

さて、今回の記事は広報猿払が500号を迎えたことについて。
完成までの道のりをみなさんにシェアしたいと思います。

祝!広報猿払500号!

昭和30年に創刊してから約67年が経過した広報猿払。2022年1月号で500号を迎え、これまでに、村の施策やできごと、お知らせなど様々な情報をお届けしてきました。
広報担当者としては、記念すべき500号の制作に携われるというのが嬉しい反面、“記念”という言葉のプレッシャーも大きかったです。
どんな記事を掲載したらいいのか…記念号っぽいってどんな感じだろう…とかなり悩みました。

記念号の特集にふさわしいのは?

まずは、他の市町村は記念号にどんな特集を組んでいるのかを調査してみました。
その時役に立ったのが、日本広報協会が発行している、月刊「広報」。

月刊「広報」とは…
広報広聴の理論や技術、広報担当者に役立つ実務記事などを中心とした我が国で唯一の広報専門誌です。
日本広報協会ホームページより

月刊「広報」には、自治体の広報紙面を紹介するコーナーがあるので、過去3年分くらいさかのぼって確認し、それぞれの自治体はどんな特集を組んでいるのかをリスト化しました。

そこで最も多かったのは「振り返り」の特集。
100号、200号といった節目ごとのものもあれば、前回の記念号から今までなど、振り返り方は様々でした。

発行する月の約3か月前。リスト化したデータを見ながら特集内容について係で話し合いました。
普段の打ち合わせは、発行する月の前月の1週目にすることがほとんどなので、この特集号はかなり早い段階で取り掛かっています。

打ち合わせで決まったことは3つ。
①人が出ている過去の記事を取り上げて、その人は現在何をしているかなどを追う。(人を中心とした振り返り)
②広報紙に関するアンケートを実施して読者の声を拾う。広報紙の目指す場所の再確認や、これからについて考える。
③過去に表紙で使った写真でモザイクアートを作る。

早速、①の記事を作成するため、過去67年分の広報紙に目を通しました。とにかく時間がかかった…ここが記念号作成の中で一番過酷だったと思います。

過去の広報紙を読んでわかったこと…それは……

・昔は特集記事がほとんどない😧
・だから、人を取り上げた記事もほとんどない😱

ということでした…
人を取り上げる記事があったとしてもご年配の方だったり、現在を追うことのできない方が多かったので、①の内容で進めていくのは、ほぼ不可能だということが時間と引き換えにわかりました。

そこで新たに考えた内容が2つ。
・過去の表紙から広報紙の歩みを振り返る。
・100号、200号といった節目の号が発行された年に生まれた人や、表紙を飾った人に広報猿払の印象を聞く。

人を中心に振り返る記事が無理だったので、振り返る記事と人を出す記事に分けてみました。


過去の表紙から振り返る広報猿払

③04-09 広報猿払500号記念_04-05

現存する最古の広報紙から、リニューアルして全ページカラーなった最近の号まで、表紙のデザインが変わった時や大きなできごとがあった時の広報紙をピックアップしています。掲載できる数には限りがあるので、499号ある中から使う表紙を選ぶのに悩まされました…

私が気に入ったのは、188号(平成元年3月)あたりの時代の表紙。パッと見、古いな、時代を感じるなくらいしか思ってなかったのに、ちゃんと見ると「さるふつ」のロゴが可愛いことに気づきました。誰かが手書きでデザインしたのでしょうか…いつかどこかで活用したいなあと勝手に考えています。

さるふつロゴ

また、「500」の文字は、目につくように、印象的になるように、カラー化してからご好評いただいた表紙を使用して文字をかたどっています。

500号(背景透過)


記念号にゆかりのある人へインタビュー

③04-09 広報猿払500号記念_06-07

100号、200号の発行年に生まれた方、300号、400号の表紙を飾った方へ広報紙の印象など、掲載できるスペースが全然足りないくらい、様々な話をお聞きしました。読者の生の声を聞ける機会はなかなかないので、励みにもなりましたし、有意義なインタビューでした。

なかでも印象的だったのは、400号の表紙を飾った溝江さん。本当は、インタビューを受けるのに自信がなくて、断ろうか悩んでいたとのこと。ご本人は、インタビュー後「大したこと言えなくてごめんね」と話されていましたが、全然そんなことはなく貴重なお話をたくさん聞けました。
最終的には、「広報紙に出られるなんて思ってなかったから、すごくうれしい。ありがとう」と何度も感謝のお言葉をいただきました
こういうときに、“やってよかた”と心から思います。こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです!


広報猿払、読んでいますか? アンケート実施!

③04-09 広報猿払500号記念_08-09

広報猿払を読んでいるか、読みやすいか、要望などを読者の皆さんからアンケートをとりました。

まずは、Googleフォームでアンケートページを作成して、Facebookなどで回答を呼びかけましたが、周知が足りなかったこともあり、回答は全然集まりませんでした…

待っていても集まらない、こっちからお願いするしかない!と思い、自治会の集まりや運動教室などの事業に顔を出し、直接アンケートを集めていきました
原稿締め切りぎりぎりまで集めて、最終的には、当初目標としていた100名を超える108名の方々から回答をいただきました。

結果は、想像していたよりも多くの方に読んでいただいていたのと、内容や文字の大きさなど、読みやすいと思ってくれている方がほとんどでよかったです。

普段聞くことのできない読者の皆さんの率直な感想やより良くするためのご意見、応援メッセージなどをたくさんいただき感謝しています。


歴史が見えるモザイクアート

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過去の広報紙で使用した写真1558枚を使用して、5000枚を組み合わせてエサヌカ線の航空写真のモザイクアートを作成しました。

元写真と比べてみるとこんな感じです。

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写真1枚1枚を目を凝らしてみて何となくどんな写真かわかるし、離れてみたときにはちゃんとエサヌカ線に見えるという、絶妙なサイズにするために細かい調整を何度も行いました
見て楽しい、目を引くような表紙になったのではないかと思います。

ちなみに、モザイクアートの作成は、「AndreaMosaic」というフリーソフトを使いました。


広報猿払のこれから

現在は、「さるふつをもっと好きになる」をテーマに掲げ、村政に関心のない方でも「読んでみようかな」と手に取り読むきっかけとなるよう、写真やデザインを工夫することを心掛けて広報紙を作成しています。

これからは、村民の方に広報猿払へ登場していただくなど、親しみやすい記事を掲載し、村民の皆さんと一緒に作り上げる広報紙を目指していきたいと考えています。

これからも、読者の皆さんに寄り添い、猿払村をもっと好きになってもらえるような「広報猿払」をお届けしていきますので、よろしくお願いします!

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北海道猿払村
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