\新規産業の創出を目指して/”自分事”のように思ってもらえるかが大事
みなさんこんばんは
企画政策課のしょうたです。
猿払村が行う”新たな産業創出に向けた取り組み”について、この記事から少しでも多くの方に村がこのような事業に取り組む理由、また同時に村の魅力を発信することが出来ればと思っています。
👇第1弾〜第3弾までの記事はこちら👇
猿払村の取り組みへの”当事者”を増やすために・・・
猿払村に現在ある「漁業や酪農」という産業が、なぜ村の基幹産業となったのか、、、
そこまでの道のりには、その事業に関わってきた全ての人の相当な時間と労力、またそれを乗り越えようとする覚悟
そして
そういった取り組みに対して、”自分事”として大小関係なく協力しようとする気持ちを持った”当事者”となる人
そのような人たちがいたからこそ、今の猿払村を支える2大産業となっているのだと考えます。
また今では、ホタテの稚貝を海へ放流し、オホーツク海という荒波に揉まれる自然の中で、逞しく育つ大きなホタテ貝を育成し、計画的な水揚げによる長期的かつ安定的な漁獲量を保つことが可能となり、日本有数のホタテ水揚げ量を誇る猿払村となりました。
こうした新たなことに取り組む場合、”一人の力”では決して成し遂げられません。事業一つ一つに関わる人をより多く作る事が”カギ”となると考えています。
これは、あくまで個人的な考え方かもしれませんが、”関わる人”というのも、関わる(関わった)事柄に対し責任が「伴う・伴わない」という話ではなく「”自分事”として関わってもらえる人が増えていくような取り組みにしていくことが大切なことだと考えます。
そのような人を増やすことのできる取り組みが、今後ますます自治体が運営する事業に必要となってくるのではないかと感じています。
では・・・どうやって”当事者”となる人を増やすか?
猿払村が現在取り組む「施設園芸栽培調査研究事業」ですが、どうすればより多くの人がこの事業に関わり、”当事者”となってもらえるのでしょうか。猿払村が今行なっていること、またその目的を内外問わず幅広く周知し、いかに多くの人が今起きていることを「目に・・・、耳に・・・」する機会を増やす必要があります。
このような考えから、猿払村で行なっている取り組みを紹介します。
「地域おこし協力隊員」の採用
猿払村では、今まで11名の地域おこし協力隊員を採用してきました。昨年10月1日から開始した「施設園芸栽培調査研究事業」で、当事業に従事する隊員を募集し、令和2年8月から1名、今年の6月からは新たに2名を採用、現在は地域おこし協力隊員3名が、猿払村における新規産業の創出に向けた「イチゴ栽培」に日々汗を流してくれています。
「おてつたび」というサービスの活用
おてつたびとは、
日本には、まだまだ驚くほど魅力あふれる地域であふれています。もっと沢山の人が日本各地に気軽に出かけて、地域に入り込み、日本の愛おしいほど豊かな魅力を知るキッカケを作りたい!
“おてつたび”は、そんな思いから生まれたサービスです。
引用:「おてつたび」https://otetsutabi.com/policy
ただ旅をするのではなく、自身の知らない地域を旅する中で「お手伝い」というツールを通じ、その地域が自分の中で特別なものになる。
猿払村でも、3月のイチゴ定植時期に合わせ「おてつたび」を活用したことで、人手不足解消と同時に、猿払村で行われている「イチゴ栽培」という取り組みを発信することができました。
また現在も「10日間」の”おてつたび”として、イチゴの収穫やパック詰め、生育に関わる作業などのお手伝いに計6名の方が参加。「猿払村のイチゴ栽培」に関わっていただくことができました。
また、このサービスを通じて、猿払村のイチゴ栽培に関わった全ての方が”当事者”になっていただいたと、勝手ながら決めさせていただいています。(笑)
1クール参加者の「前田さん」「鈴木さん」
2クール参加者の「染谷さん」「安達さん」
3クール参加者の「宮下さん」「日角さん」
「さるふつ産イチゴ」の名前を募集
猿払村では、現在4つの品種を栽培しています。その中には、「あまおう」や「とちおとめ」のように名前が付いておらず、苗を購入し栽培を行う生産者が、自由に名前を決めて販売することの出来る品種もあります。
そこで、そのイチゴの名前を決めるため、猿払村の内外を問わず多くの方に関わっていただくため、「さるふつ産イチゴ」の名前の募集に取り組んでみました。
結果は、、、なんと、当初の想定を遥かに超える約800件もの応募がありました!!猿払村でのイチゴ栽培の今後を願った本当に素晴らしい名前がたくさん寄せられたことから、現在は選考作業を行なっていますので、名前の決定までもうしばらくお待ちください。皆さまからのご応募本当にありがとうございました。
他にも、こんな取り組みが・・・
これまでにご紹介した取り組みの他にも
・保育所園児や小学校児童の見学(収穫体験)受け入れ
・保育所「給食・おやつ」への提供
・各種メディアへの露出
・視察などの受け入れ
・パートタイム職員の採用
・noteを含むSNSでの情報発信
・加工品開発のため、村内事業所への協力を依頼
このような取り組みを行ないながら、猿払村「施設園芸調査研究事業」の”当事者”となる人を更に増やしていきたいと考えています。
また、こうした取り組みを継続していくことから、”当事者となった方”が自分事のように、現在猿払村で行われる「イチゴ栽培」を他方へ発信していただけるよう、この事業をもっと魅力ある取り組みにしていきたいです。
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さて、今回はここまで。
猿払村が目指す「新規産業の創出」第4弾として書いてみました。
次回第5弾も、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
それでは、また。
猿払村役場企画政策課 しょうた