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実は始まってました!村内のいちごスイーツ教室
こんにちは!地域おこし協力隊の山口です。
いやぁ~、今年の冬も寒いですね!!
暖冬との噂があったのですが、どこにいったんでしょうか?
さて、前回の記事では2024年に向けての抱負を語り、
前々回記事ではラグジュアリーホテルにあるレストランで
猿払産夏いちごが使用されたというお話を深堀りしました。
こういった話題を出すと、
あら、猿払産の夏いちごって実はお高級ないちごなのね!
ちょっと手が出しずらいわぁ・・・
と思われるかもしれませんが、ちょっとお待ちください!!
私たちがお伝えしたいことはそういったことではありません。
私たちは今まで広範囲での色々な活動を行って、
それらに伴う情報を発信してきました。
それらは全て、皆さんにまず「夏いちご」という存在を知ってもらい、
慣れ親しんでもらいたいという想いからきています。
それをまずご理解いただきたいのです。
猿払産夏いちごをもっと身近に・・・
このnoteの執筆もそうですが、
色々なジャンルのお取引先に猿払の夏いちごを出荷していくだけではなく、皆さんにも夏いちごという存在に慣れ親しんでいただきたい!とその他PR活動にも力を入れています。
その活動のうちの1つが猿払産夏いちごを使ったスイーツ教室です。
こちらは私とほぼ同じ時期に猿払村に着任した、
地域おこし協力隊である山田久美子さんが北海道フードマイスターという資格をお持ちで、自身のスキルでもっと地域と関わることができないかと立ち上げた企画でした。
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北海道フードマイスターとは・・・
北海道で収穫・生産される食材についての正しい知識を身につけ、自らの食生活に生かしつつ、健康や食文化に至るまで理解を深め、「北海道の食材」を広く伝えていただくための検定試験を実施し、合格された方を「北海道フードマイスター」として認定するものです。
食材と併せて北海道の第一次産業の歴史や食材の栄養についても総合的に学んでいただき、「地産地消」、「食育」、そして観光客へのおもてなしの向上や各産業の協業による北海道食材の価値向上にも一役買う人材の育成を目指しています。
最初はなんとか、夏に栽培されるいちごに対して慣れ親しんでもらおうと
夏いちごの良さが活かせる「スイーツ」で、
しかも簡単な調理を体験しながらだと面白いのでは?
ということで始まりました。
このスイーツ教室は今まで計3回開催していますが、
少人数制限ながら大変好評のお声をいただき来年度もこの活動は継続したいと思っています。
今回はこちらのスイーツ教室の様子をご紹介しようと思います。
第1回スイーツ教室「猿払産夏いちごでスコップケーキを作ろう!」
第1回目の題材として扱ったのはスコップケーキ。
スコップケーキとは・・・
その名の通り「スプーンですくって食べるケーキ」のこと。深い器にスポンジケーキや生クリーム、フルーツなどを重ねていくのが特徴で、専用の道具などがなくても見栄えよく作ることができる、初心者向けのスイーツです。
いちごがメインのスイーツと言えばやっぱりショートケーキ。
さすがにショートケーキをホールで作るのは大変ですが、
こういったスコップケーキならみんなで楽しく簡単に、しかもちょっとしたショートケーキ雑学なんかもレクチャーすることで初回に取り扱う題材としてとてもいいのでは?ということで採用。
この記事をお読みの方にも興味をもっていただくために
ちょっとここでいちごのショートケーキ雑学を語りましょう。
実はいちごのショートケーキは日本生まれだったことを皆さんご存じでしたか?海外でショートケーキというと日本とはちょっと違ったテイストになります。
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海外のショートケーキがサクサク生地にいちごと生クリームのトッピングなのに対して、日本のショートケーキはしっとりやわらかなスポンジ生地にいちごと生クリームのトッピングになっています。
かの有名なお菓子屋「不二家」さんがこのショートケーキの原型を作ったと言われていて、当初はカステラを生地に利用していたのだとか。
今では色んなお菓子屋さんが色んなタイプのショートケーキを出していますが、とにかくどの洋菓子屋さんにも定番のケーキとして陳列されています。
これほどショートケーキが愛されるのはその可愛らしい見た目もそうですが、いちごの酸味と生クリーム、スポンジの相性が最高に美味しいからですよね。そして特に猿払産の夏いちごは酸味が際立つ品種です。
まさにショートケーキ向きのいちご。
第1回目開催のこの日は「ショートケーキの日」と呼ばれる日でした。
22日の上には必ず15日(いちご)が来ることに由来していて、
毎月22日はショートケーキの日と呼ばれているんです。
色々深堀りしていくと面白いショートケーキ雑学なのですが、
この量の資料を子供たちは飽きずに聞いてくれるだろうか?
と開催当日は不安が・・・
しかし意外とみんな集中して聞き入ってくれて、
おかあさんたちからも「へぇ~」という声がちらほら。
作る工程自体を楽しんでくれたのはもちろんですが、
こういった雑学や歴史についても興味をもっていただいて大量の資料を作ったかいがありました。
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第2回スイーツ教室「猿払産夏いちごでフルーツサンドを作ろう!」
第2回目の開催ではSNSでよく見かけるフルーツサンドを取り上げました。
サンドイッチ自体の発祥はイギリスで、
イギリスではきゅうりのサンドイッチが主流です。
きゅうりは当時イギリスでは高級食材。
アフタヌーンティーできゅうりのサンドイッチを提供できることは
家のステータスに繋がることでした。
また、ここにフルーツを挟むようになったのは日本独自の文化です。
日本では特に違和感なく販売されているフルーツサンドですが、
外国人が見たらびっくりする光景みたいですね。
フルーツで有名な千疋屋が始めたとされ、
今では多くの人に愛される商品にまでなりました。
猿払産夏いちごも同じように、
今は実証実験のため生産量の少なさもあってなかなか簡単に皆様のお手元に届けられていない現状があります。
しかしゆくゆくはこの北の村に夏いちごの農家さんが参入し、
生産量も安定してそのうち文化として定着してしまう程の成果になれば
私たちの活動にも意味があったと思えますね。
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第3回スイーツ教室「猿払産夏いちごを使って簡単クリスマスケーキを作ろう!」
第3回目のスイーツ教室開催日は12月23日(土)。
クリスマス直前ということもあり、
簡単に作れるクリスマスケーキwith猿払産夏いちごをご紹介しました。
第3回目はレシピにはこだわらず、用意した食材や飾りの中から
とにかく自分の”美味しい”と思う好きなものをふんだんに使って
自分だけのオリジナルケーキを作ってもらいました。
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最後に、今までのスイーツ教室で取り扱ってきたレシピを
こちらに掲載しておきますので是非お試しいただければと思います!
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スイーツ教室を通して思うこと
毎回スイーツ教室を開催するたび、
今回は子供たちに何を作ってもらおうか?
どこの国から由来していることをわかりやすく伝えて
興味を持ってもらおうか?
その場にいるご両親にも聞いてためになる情報であって欲しい、
何よりいちごに対して愛着を持ってもらえますように・・・
色々なことを考えて試行錯誤しながらテーマを探して企画をしています。
始めてこの企画を開催した時はうまくいくだろうか?
楽しいと思ってもらえるか不安・・・とハラハラしていましたが
参加してくれた子供たちから
「楽しかった」「いちご美味しい!」「初めて包丁使った!」「お菓子を作るのが好き」
という声をかけてくれて、おかあさんたちから次回も是非やってほしいと言われたことは、当初、この方向性で良いのだろうか?と先の道がよく見えずに立ち往生していた私たちにとって、大変温かい励みの言葉となりました。
これからも、細々ながらでも継続して企画を立ち上げていきたいと思っています。また今後スイーツ教室の講師として地域住民の方やこれまで関わりをもった店舗さんをお招きできないかと画策中!
こうやって猿払産夏いちごの輪を広げていきたいと
頑張っていらっしゃるご夫妻ですので応援いただけると嬉しいです!!
次回の更新は2024年3月20日(水)18:00更新予定
最後までお読みいただきありがとうございました。
その活動いいんじゃない!?と思った方は
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やっぱり子供たちを観察するのは楽しいし癒されますね笑
そして次回はいちごのお話はいったん置いておいて、野菜作りのその後をお届けしたいと思います。お楽しみに!