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夏いちご3年目栽培の小話と現在の様子

夏いちご3年目栽培は収穫量UPを目指す!

こんにちは!夏いちごプロジェクトのストーリーテラーこと協力隊の山口です。前回は夏プロの概要をお伝えして、今回は3年目栽培の準備期間と今現在のハウスの様子をお伝えしていきます!


さて、今までの栽培実証実験結果から猿払村でいちごの栽培ができることはわかりました。その次のステップとして、

「いちごを使って色々な企画を練ったりイベントに出店したりといった活動を積極的にしていきたい!」

そのためにはまず量の確保が必要となります。
そこで3年目の栽培テーマは「収穫量UP」とし、そのための栽培ベンチの設置やシステムの設計を行っています。

2年目の栽培から大きく変わった点は3つ

・栽培ベンチを1段式から2段式に改造、栽培面積を増やして収穫量UP
・育てやすい品種の選定をして安定した収穫量を目指す
・いちごの成長に欠かせない養液システムを改良することで収穫量UP

栽培ベンチを上下に設けることで栽培面積を倍にして、品種も昨年度の生育状況を考慮しながら、ここ猿払村での気候に適して育てやすいものに絞りました。

更に今年度は各いちごの品種の成長に最適な養液濃度を探るため、現存の養液システムにも改良を加えて総合的に収穫量UPを目指します。

この部分の詳しい内容が「猿払村広報2023年5月号」に掲載していますので、こちらもご覧ください。

広報猿払5月号(2023年5月発行)



こうして収穫量upに向けて、いちご栽培でコンサルティングに入っている方のアドバイスを元に現存のシステムを改良していきます。

この改良工事は冬期間の間に行う作業なので、施設に着いたらまず何よりも先に雪かきから始まります⛄

・・・雪国の宿命です。

そうして午後からようやくスコップや電ノコ片手に土木作業があって、
時には電気配線などの頭を使う作業も入りつつ、
冬季の日の入りはとにかく早い!のでとにかく明るいうちに動けるだけ動く!!16時になるとも~真っ暗闇!!!暖房を焚いても寒くて手がしばれること。
※しばれる・・・厳しく冷え込む、凍るの北海道や東北地方の方言。
       「寒い」というより「痛い」んです。


朝の雪かきはもちろん、やったことのない土木作業もあって連日クタクタ💦


地域住民の方の差し入れやいつも遊びに来てくれる近所の犬コロちゃんに癒されつつも、帰路についたら爆睡する日々でした。

よく遊びに来てくれるコロちゃん。いつも雪に大はしゃぎです


更にもうひと工夫!こういう細部にこそ神が宿るんです

そうして完成した新システムでのいちご栽培ですが、
今年度は収穫に関してもひと工夫しています。
”朝採れいちご”の可能性を探ることとし、現在早出出勤のシフトを組み込んで収穫作業をしているんです。

朝早くからお疲れ様です☼

早出出勤の様子。今年の猿払は例年よりちょっと暑め

なぜわざわざ早出シフトを組んでまで朝採れいちごの可能性を考えたのか。その理由は次回の記事で語る、採れたいちごの行方ともからめてお伝えしましょう。


次回の記事は7月20日(木)18:00更新予定‼

さて、苦労して手に入れたこの朝採れフレッシュないちごは一体どこに出荷されるんでしょうか?
次回、猿払産夏いちごが札幌・東京に進出?!
「夏いちごの可能性を探って四苦八苦~世界観はとっても大事~」をお送りします。

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