フリーイラストに頼りすぎもよくない。
こんにちは。
猿払村企画政策課の“ちひろ”です。
今回は、広報担当5年目職員が教える『広報のウラ側シリーズ』第4弾です。
広報作成の裏側を知っていただき、違った視点で楽しんでいただければと思います。また、同じように広報紙の作成業務に携わっている方には参考になれば幸いです。
これまでの記事はマガジンにまとめてありますので、そちらもぜひご覧ください。
さて、今回のテーマは…
フリーイラスト使いすぎ問題についてです。
広報紙を作るとき、文字や写真を全部入れて完成した!と思ったら、最終的にスペースが余って、「なんか気になる!」「埋めないと!」って思ったことはありませんか?
さらに、そのスペースをとりあえず埋めるために、あまり考えずにイラストを配置したことはありませんか?
私はあります。
第2弾の記事でも紹介していましたが、過去にスペースが余ったからと、内容に関係のない村のゆるキャラを掲載していました。
その時の記事はこちらでご覧いただけます。
イラストを使うと、パッと見ただけでイメージが伝わりやすいなどメリットはたくさんあります。ただし、イラストは受け取り側の個人差があるものなので、使い方を間違えると伝わる情報があいまいになったり・・・使いすぎると安っぽい・素人っぽい印象になったりします。
つまり、イラストは使い方次第で、効果的にもダサくもなっちゃうということです!
これはダサいよ😰
以下ダサい使い方の例です。
紙面がごちゃごちゃして見ずらいし、何を伝えたいのかがあいまいになってしまいます。
また、読んでもらいたい文章に目がいかなくなってしまう可能性もあります。
最初の方にも少し触れましたが、「広報紙は自治体で発行するものなんだし、かわいくて認知度も高いゆるキャラを使っちゃえ!」などと、結局内容と全然関係のないイラストを使ってしまうこともあるかと思います。(自治体広報紙あるある…)
①と同じことですが、何を伝えたいのかわからなくなってしまいますし、「あ、スペースあったから適当に入れたんだ😒」と思われてしまうかもしれないですね。
例えば、「困っている住民」「窓口対応している様子」「書類を記入しているところ」の素材が欲しい時、3つ全て違うサイトから選ぶと絵柄が変わってしまうので、流れが途切れて見えたり、バラバラな印象となってしまいます。全部そろえるのは難しいときもあります。そんな時は諦めるのもひとつの手段です。
この使い方は効果的!😊
基本は、上記のダサい使い方の逆のことをすればいいだけです。
もう言うまでもありませんが、文章だけでなく、より内容をわかりやすくすることができます。
全ページとまではいかなくても、コーナーごとには絵柄を統一させた方がいいと思います。基本は、ひとつのサイトまたは同じ作者のイラストを使うようにします。
\おすすめサイト/
シンプルで使いやすく、ビジネス系のイラストも豊富です。
イベント系のイラストならここ。
あとは、有名な「イラストAC」や「いらすとや」なども種類が豊富でおすすめです。
最近では、オリンピックの開会式で注目されていましたね。
ピクトグラムは、情報を単純化した絵や図形で表したものです。非常口やトイレの男女のマーク、障害者用を表す車椅子のマークなど、日常生活でよく見かけますね。
直感的に伝えることができたり、シンプルなデザインなので同じサイトでなくてもある程度統一感があります。
また、文字の代わりに使うこともできます。
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そもそも、無理にイラストを使わなくてもいい!
イラストの使い方について色々と書きましたが、そもそも無理して使うことが一番よくないです。
余白もデザインのひとつで、上手く使えば情報が整理されて見やすくなるなど、悪いことばかりではありません。
また、余白が多いデザインはシンプルで洗練された印象になり、自治体の広報紙にはぴったりだと思います。
スペースに余裕があるのなら、写真を使うのもありです。写真の方がパッと見イメージしやすいこともあります。
また、素材がなければ自分で撮影すればいいので、用意もしやすいですね
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最後に
フリーイラストは便利で使いやすいですが、何も考えずに配置するだけでは逆効果です。イラストに意味を持たせることを意識してください。
また、フリーイラストを扱っているサイトには、それぞれ利用規約があります。画像はひとつの刊行物に○個まで、使用の際は連絡をするなどの規約がある場合もあるので、利用前にしっかりとチェックしましょう。