初めて小学生向けに広報紙を作ってみたら、広報コンクールに入選した話。
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初めて小学生向けに広報紙を作ってみたら、広報コンクールに入選した話。

北海道猿払村

こんにちは。
猿払村企画政策課の“ちひろ”です。
今回は、広報担当5年目職員が教える『広報のウラ側シリーズ』第8弾です。

広報作成の裏側を知っていただき、違った視点で楽しんでいただければと思います。また、同じように広報紙の作成業務に携わっている方には参考になれば幸いです。

これまでの記事はマガジンにまとめてありますので、そちらもぜひご覧ください。

2月某日、広報担当者のもとに朗報が…!
なんと、北海道の広報コンクール「広報紙 町村の部」にて、広報猿払が入選をいただきました!!
昨年に続き、2年連続の入選です!
やったぞ~~~😂
ありがとう🤣

うれしい
とってもうれしい

今回は、入選した広報紙の作成意図や秘話などをご紹介します!


広報コンクールとは?

すみません…
うれしさのあまり、広報コンクールとは何なのかという説明を忘れていました。

広報コンクールというのは、地方自治体が発行している広報紙の中から、キング・オブ・広報紙を決めるもので、毎年行われています。

まずは、都道府県単位で行い、そこで特選を受賞した作品が全国コンクールに推薦されます。
学生の頃の部活動みたいな感じですね!

「広報紙」だけでなく「1枚写真」「組み写真」「映像」「ウェブサイト」など様々な部門があります。

猿払村は「広報紙 町村の部」に令和3年8月2日に発行した、広報猿払8月号を応募しました。
今年は、同部門に33町村から応募があったようです。


入選した広報猿払8月号って?

広報猿払8月号表紙
広報猿払8月号  表紙

8月号では、特集を「タブレットが文房具になる新時代」として、令和3年4月から始まったGIGAスクール構想を取り上げました。

GIGAスクール構想(ギガスクールこうそう)とは、2019年(令和元年)に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み。

Wikipediaより

GIGAスクール構想を特集にした理由

この特集を選んだ理由は3つあります。

①今の時代、小中学生にとって授業で電子機器(タブレット)を使うことが“特別”ではなく“普通”になっていることを知らない人がまだまだ多いのではないかと思ったから。(正直、私も取材をするまでは知りませんでした…)

②国が全国的に進めている事業だけど、「村では何をしているか」という猿払村ならではの取り組みを広く村民に伝える必要があると思ったから。

③知らない人には新鮮な気持ちになったり、自分が小さい頃と比べてもらったり、子どもを持つ親世代の人には、普段子どもがどんなことを勉強しているのかを知ってもらいたいから。

特集の内容

 これらをふまえて組んだ特集の内容は以下の通りです。

  • どうして授業でタブレットを使っているのか

  • タブレットを使うことで何が変わるのか(メリット)

  • 小学校ごとに特色のあるタブレットの活用方法

  • 児童や先生が実際に利用してみてどう感じたか

  • 村内で行った「スマホ・タブレットについてのアンケート」の結果

  • 猿払村では、インターネットを利用する子どもが全国と比べて多いことや、使いすぎると不健康な生活につながってしまうという注意喚起

  • インターネット使用のルール決め

この内容で完成したのがこちら👇

GIGAスクール構想についての基本的な情報を掲載
実際に使用している様子や使用してみた感想を掲載
アンケート結果や、使いすぎは不健康につながるという注意喚起を掲載

他にも、『ちょこっとメモ』というコーナーでは、教育委員会のGIGAスクールを担当している職員からICT機器を正しく利用するよう呼びかける記事を掲載。

また、『健康だより』というコーナーでは、スマートフォンやタブレットなどが普及して、子どもの運動能力が低下していることから、YouTubeを活用した「体操やダンス」、綱引きをタオルで代用した「タオル引き」など、親子でできる運動や遊びを紹介しました。

ちょこっとメモ:特集で出てきたワードを掘り下げて、村職員がちょっとした補足情報をお伝えするコーナー
健康だより:健康に関する情報を専門職員からお届けするコーナー

ちょこっとメモ
ちょこっとメモ
健康だより
健康だより


取材での出来事が広報紙を変えた、総ルビ化の取り組み

 

取材を通して子どもたちに興味を

 学校ごとの特色を知りたかったので、取材は、村内にある全ての小学校(4校)に伺いました

取材の件数が多くなる分、大変さもありました…
令和3年に発行した広報紙のなかで、「時間をかけた取材部門」堂々の1位です。

ただ、学校の先生方がとても協力的で、子どもたちも今何をしているのかを教えてくれるなど、取材の環境はとてもよかったと思います。

取材をしているなかで、「どんな記事になるの?」「今撮った写真って広報にのる?」などと、子どもたちが興味を示してくれました
説明をすると「掲載されたら見るね!」とうれしい言葉を聞くことができました。 

小学生への特別企画 

広報紙の発行日が小中学生の夏休み期間ということ、そしてなにより、取材でたくさんの子どもたちに興味を持ってもらえたことをきっかけに、急遽、掲載の予定を変更して、8月号は「小学生」に向けた特別号としました。

普段、広報紙では常用漢字以外や人物名などにルビ(ふりがな)を振っていますが、「小学生」に見てもらうため、全ての漢字にルビを振りました

ただ、広報紙の中には、小学生が読むには難しい内容の記事もあるので、ルビを振る記事は厳選しています。

また、どの記事を読んだらいいのかをわかりやすいように、小学生に人気のある村の公式キャラクター『さるっぷ』のアイコンを表示しました。

ルビを振っているコーナーの右上にさるっぷのアイコンを配置

そして、デザインは、子どもが見ることを意識して、なるべくポップになるように模様を取り入れました。また、掲載する写真については、小学校ごと数にばらつきがないように調整しています。

 他にも、猿払村の美味しい食を紹介するコーナー『食の足跡』では、猿払産イチゴを使って簡単に作れるイチゴサンドを紹介。子どもたちに興味を持ってもらえるように、「親子でクッキング」をテーマに、村在住の小学生姉妹とお母さんに出演してもらいました。

食の足跡

こういった取り組みや表紙が評価され、コンクールで入選することができました。
審査員の方からいただいた講評は以下のとおりです。

作品講評
表紙写真の「牧草地」・「タブレット端末」・「勉強する子ども」というギャップのある取り合わせに圧倒された。地域が世界と直接つながるデジタル世界を見事に表現している。夏休み中の小学生に読みやすいようにと総ルビ化の取り組みも素晴らしい。


いいことばかりではなく、反省点も。

 良い結果を残せましたが、少し心残りのある点も。

それは、総ルビ化により、紙面が窮屈になってしまったこと。

実は、全ての漢字にふりがなを振ることを決めたのは、締め切り日の前日でした。もともと、こういった想定はしていなかったので、ふりがなを振ると行間が狭くなり、結局ごちゃついた印象になってしまいました。締め切りが迫る中、全部修正すると間に合わないため、デザインは変更せずにできる限り行間を広くする努力はしましたが…

もっと余裕をもって、取材・作成できていればよりよくなったかなと思いましたが、現在の体制ではなかなか難しいものもあります。

今後、総ルビ化する機会があったときのため、最初から余白は多めに確保するということを頭に叩き込んでおきます。


入選して感じたこと

冒頭にも書きましたが、今までやってきた成果を評価してもらい、結果を残せたということは、大変うれしく思っています。

広報猿払は、コンクールで賞を取ることを目指して作成しているわけではありませんが、毎年、自信をもって応募できるような広報紙を日頃から作っていけたらと思っています。

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北海道猿払村
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