ベトナムの有名な観光地へ行ってきました!
こんにちは!北海道猿払村で国際交流員(CIR)をしています、ベトナム人のニュンです。
皆さん、ゴールデンウイークはどこかへ旅行に行きましたか?長期休暇なので、どこの観光地も人が多いはずでしょうね。
私は2週間ベトナムに帰り、チャンアン景観複合体とフエ市というベトナムの有名な2か所を旅行してきました。ベトナムもちょうど長期連休となるため、観光客で大変混雑しました。
また、当時の猿払村はまだ寒かったのですが、ベトナムは気温が39 ℃まで上がり非常に暑かったので、ヒートショックや日焼けをしてしまいました。しかし、ベトナムでたくさんの美しい景色を楽しみました。
この2か所は数年前に旅行したことがありますが、その時はツアー旅行でしたので、まだ訪れていないところがたくさんあります。今回は、航空券・ホテルの予約、バイクレンタル、地元の飲食店の検索などすべて自分でしましたので、体験が本当に違いました。
では、以下で観光地と自分の体験を詳しく紹介させていただきます。
「Quần thể danh thắng Tràng An」- チャンアンの景観複合体
自然と文化の融合
チャンアンの景観複合体は、首都ハノイから約100㎞離れるベトナム北部のニンビン省にあり、ベトナム唯一の複合遺産として、2014年に世界遺産に登録されました。これは、奇岩(自然)と寺院(文化)の融合を認められたためです。
「チャンアン(Tràng An)」、「タムコック(Tam Cốc)」、「ビックドン(Bích Động)」などの風景区が総合されてチャンアンの景観複合体を形成しています。2億年以上前、ここは海底にあり、生物の死骸などが堆積して石灰層となりました。それが隆起し、海上に現れます。雨水や地下水が長期間で浸食し、大小の奇岩と峡谷を造り出しました。間を流れる川と湿地の景観が見事です。
チャンアンには50以上の洞窟と30以上の谷があります。タムコックの洞窟の中には鍾乳石や石柱が多く見られます。また、鍾乳洞では、3万年前から住んでいた原住民による壁画や遺物が発見されています。
ボートに乗って合計約15km漕ぎ、最長1.5kmの洞窟に入りました。外はどんなに暑くても、洞窟の中は涼しいのですごく快適でした。
ニンビン省のグルメ
ベトナム人は、ニンビン省の料理といえばヤギ肉を使った料理をすぐに思い浮かべます。その理由は、石灰岩の山で放牧されたヤギは、納屋で育ったヤギよりも肉がしっかりしておいしいからです。また、ヤギ肉はさまざまな料理に使われます。おいしく食べました!
「Huế」-「フエ」
ベトナムの京都ともいわれる古都
ベトナム中部の都市で、ベトナム最後の王朝「グエン朝(阮朝)」の都として栄え、またベトナム初の世界遺産として登録されたところです。
今回、フエのシンボルである阮(グエン)王宮、皇帝のお墓「帝廟」、天女の寺とも呼ばれる「ティエン・ムー寺」などいろいろなところへ行けました。ちょうどフエのフェスティバル2023が開催中の時に行ったので、展示の屋台を通じてフエの伝統工芸村についてさらに知ることができました。
フエの夜はとても美しいです。きらきら光る「Tràng Tiền(チャン・ティエン)」橋とフゥォン川をゆっくり流れるドラゴンボートクルーズを眺めると、心の安らぎを感じました。
フエのグルメ
フエの料理といえば、「Bún bò Huế(ブン・ボ・フエ)」がもっとも代表的な料理でしょう。名前の通り、フエで生まれたベトナム料理で、今ではベトナム全土で食べられている「Phở(フォー)」に次ぐ人気のベトナム麺料理です。
通常はベースのスープに牛骨または豚骨を使用して作りますが、こってりしているわけではなく、レモングラスなどのスパイスを一緒に入れて煮込むので、さっぱりしていて、スープは透明なのが特徴です。そして、欠かせないのはバナナの花です。バナナの花は東南アジア特有の食べ物ですが、バナナの花自体は味があまり無く、どちらかというと、スープなどにトッピングとして入れて香りや食感を楽しむものです。
「Bún bò Huế(ブン・ボ・フエ)」に加えて、他の有名な料理もたくさん味わえました。例えば、「Bánh bèo(バイン・ベオ)」といった米粉を蒸したものや「Bánh bột lọc(バイン・ボッ・ロック)」といったエビ入りタピオカ粉餅(生地はタピオカ粉(又はでんぷん)がベースの半透明で、具材はエビの他、豆や豚肉が入るもの)などです。
ベトナムには、美しい景色や美味しい食べ物がまだたくさんあるので、また皆さんにシェアさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。