クリスマスとお正月、ベトナムと日本の違いは?
初めまして!
猿払村で国際交流員(CIR)として働いているベトナム人の「ニュン」です。
これから猿払村のnoteで、ベトナムのことや自分の体験したことを少しずつ紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
自己紹介
初めての投稿となるので、まずは自己紹介をさせていただきます。
今回のnoteでは、ベトナムと日本のクリスマスとお正月の違いについてご紹介します。
クリスマスとお正月、ベトナムと日本の違い
そろそろ一年が終わりますね。周りでは華やかなイルミネーションを目にすることが多くなりました。仕事やお正月の準備で忙しくて、ワクワクしますね。
では、日本人に対して、ベトナム人はクリスマスとお正月をどう過ごすか、今回ご紹介させていただきます。
1.クリスマスの過ごし方
もともとベトナムの伝統的な行事にクリスマスはないのですが、欧米の文化の影響を受けて、最近ではクリスマスに関する活動がすごく流行っています。クリスマスが近づくと、ショッピングセンターから通りまで、クリスマスツリーやイルミネーションなどが飾られ、若者が通りに遊びに押し寄せる光景がよく見られますね。
2.お正月の過ごし方
日本人が西暦の正月を迎えるのに対して、ベトナム人にとっては旧正月が一番大事な行事です。西暦の正月(日本の元旦)はただの祝日として1日のみ休みになり、特に何もありません。では、ベトナムの旧正月についてちょっと詳しく話させていただきます。
日本ではあまり馴染みのないベトナムの旧暦のお正月「テト」って何?
ベトナムでは旧正月のことを「テト(Tết)」と呼びます。中国の春節と同様に、ベトナムでは旧暦で新年をお祝いします。
テトに何をする?何を食べる?
日本人が正月に実家に帰省するように、ベトナム人はテトに家族で過ごします。そのため、日本の大型連休前のようにテト前は帰省ラッシュに!最近は帰省だけではなく長期休暇を利用して遠方に旅行する人も増えてきました。
テトの約1ヶ月前から市場やスーパー、街中などでお正月の装飾品や贈り物、お年玉袋、金柑の木、ベトナム北部では桃の花、桃の花が咲かない気候の南部~中部は黄色い梅の花などが売られ始めます。桃の花は魔除けになるとされており、黄色い梅の花は金運アップ、金柑の木は黄色の実がたくさん生ることから子孫繁栄や金運アップを意味しているのです。
お正月では日本のちまきのようなベトナムの伝統的なケーキ「バインチュン」を作って食べたり、大晦日には、日本の紅白番組のようなベトナムの有名な番組を見たりするのがみんなの過ごし方です。ほかには、日本と同様、元日の初詣やお年玉渡しもしますね。
ベトナム語で「あけましておめでとう」はなんて言う?
せっかくなので、ベトナム語を学びましょう。日本語の「あけましておめでとうございます」に対して、ベトナム語は「Chúc mừng năm mới(チュック・ムン・ナン・ムーイ)」です。ベトナム人に会ったら、ぜひ言ってみてくださいね。
では、今日はこれまで!お読みいただきありがとうございます。
また次回を楽しみに!