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東京・代々木公園で開催!「ベトナムフェスティバル」レポ

こんにちは!北海道猿払村で国際交流員(CIR)をしています、ベトナム人のジュエンです。
気が付いたら、真白な風景が緑で彩られ、北海道の夏の写真には絶対写る野の花たちもいたるところに咲き始めましたね。今年も大好きな北海道の夏を楽しんでまいります!
6月3日(土)、4日(日)に、東京・代々木公園で開催された「ベトナムフェスティバル」に行ってきました。今回の記事で、その様子をお届けします。

日本で開催されるベトナムイベント

日本とベトナムは2023年に外交関係樹立50周年を迎えますが、その記念事業として、2022年から様々なイベントが開催されています。自分が参加した東京・代々木公園「ベトナムフェスティバル」は、その記念事業の中で最も重大なフェスティバルの一つであり、ベトナム政府が唯一公認する海外の交流イベントだそうです。このフェスティバルのほか、4月8日(土)・9日(日)に東京・池袋で、4月15日(土)・16日(日)に福岡・県営天神中央公園でフェスティバルが開催され、最後に6月10日(土)・11日(日)に大阪でフィナーレを飾ります。


2日(金)の夜、成田空港に到着したら、迎えてくれたのは台風2号の影響による豪雨と強風で、買ったばかりの傘がバスから降りて差そうとしたん、ぼろぼろになってしまいました(笑)。「こんな天気ならフェスどころじゃないわね。せかっく最北の村から東京まで来てくれたけど、明日うちでゴロゴロするしかないな」と、友達に冗談交じりで言われましたが、次の日、3日(土)はなんと天気が次第に回復し、ちょうどベトナムフェスティバル開始時間の午後1時から、晴天になりました。
フェスティバルの会場に、キッチンカー・物販など約120のブースが出店しており、来客でとてもにぎわっていました。


米粉麺の『フォー』や、ベトナム風サンドイッチ『バインミー』、ベトナム風お好み焼き『バインセオ』、果物のドリアン、マンゴ、ベトナム風ぜんざい『チェー』、定番調味料「ヌックマム」 といった本格的なベトナムグルメが、何でもありました。

フォー&ブンチャー
バインセオ&バインミー
ドリアン&青マンゴ
ライスペーパー、チリソース、魚醤ヌックマム等
ブンボーフェ、プラム・マンゴ、サトウキビジュース、グレープフルーツぜんざい

ブンボーフエ(ベトナム中部都市フエ名物の米粉の麺と牛肉を用いた料理)、サトウキビジュース、ココナツ&ドリアンのぜんざい、お好み焼きのバインセオなど、どれもジュエンの大好物で、どれも本当に懐かしくておいしかったです。ドラえもんの四次元ポケットがあったら、全部買い占めて北海道に持ち帰りたかったです。(笑)


また、物販ブースでは、アオザイやサンダル、バッグなどの可愛いベトナムファッションアイテム、伝統の帽子「ノンラー」から、インスタフォーや生春巻き、コーヒーといった食材まで、ベトナムに関する様々なものが取り揃えられました。今後の交流イベント開催に使えそうなので、絵付きのノンラーを一個お土産に買いました。


会場の一番奥に、ベトナムの伝統芸能、水上人形劇の舞台が設置されました。皆さんは水上人形劇をご存じですか?水上人形劇は、ベトナム語では「ロイ・ヌオック」と呼ばれ、1000年以上の歴史があります。1121年建立の石碑にも、宮廷で水上人形劇が催された様子が描かれているそうで、王の前でも披露された格式ある芸能です。

水上人形劇はその名の通り、水上を舞台に、カラフルに色を塗られた人形たちが、物語や音楽に沿って縦横無尽に動き回る劇です。格式ある劇団では伝統楽器の楽団による生演奏とともに物語が展開し、その音楽も舞台の魅力の一つになっています。ベトナム旅行に行く日本人の友達や知り合いによくおすすめしておりますが、直に見るのは今回が初めてでした。昔ながらの雰囲気なので、若者より年配の人の方が好きではないかと思っていたのですが、音楽も物語も面白くて素敵で、見たものの中で一番印象的でした。


会場の真ん中に本ステージが設置されました。民族衣装「アオザイ」ファッションショー、伝統の踊り、芸能など、たくさん楽しめました。ベトナムにいた時でもなかなか見ることのできないこれらのパフォーマンスを、このように外国で直に見ると、胸に愛国心が湧き、生まれてきたベトナムのことを改めて誇りに思いました。


夜は人気アイドルのライブで雰囲気が一層盛り上がりました。それまではライブに行ったことがなかったので、「出演者と観客が一つになる」という一体感を初めて味わうことができました。本当に感動的なものでした。


ちなみに今回一緒に参加してくれたのは、ジュエンの幼なじみ、先輩と日本語クラスの元教え子の3人でした。久しぶり再会できたので、本当に楽しくて話が尽きませんでした。みんなの元気そうな姿を見ることができて、とても嬉しかったです。


帰る前に、最後に日本語歌のカラオケブースに立ち寄りました。せっかくだからと、幼なじみに誘われ、思い切って岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」を申し込みました。緊張して全然上手に歌えなかったのですが、日本人の来客の皆さんに温かく応援して頂きました(笑)。
本当に恥ずかしかったですが、また良い想い出が一つ増えました。家でしっかり練習し、次の機会があればリベンジしたいと思います(笑)


カラオケの後、帰りにベトナム料理のお店でビールとお鍋を頂きました。やはり意気投合の仲間たちと一緒に飲むと、本当にお酒が進みました。




以上、東京・代々木公園「2023年ベトナムフェスティバル」の様子でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。記事をご覧になった皆さんに少しでもベトナムに興味を持っていただければ、嬉しい限りです。季節の変わり目にくれぐれもご自愛ください。それではまた次の記事でお会いしましょう!

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